セカンドキャリア
将来、何をしているのかわからない自分が「昔はこういうときがあったなあ」と、
過去を思い返してほしいがために、最近の心境を将来の自分へ向けて残しておく。
この業界に入りソフトウェアエンジニア職になってから丸6年が経とうとしています。
ノルマ未達成だと月のお給料が5万になってしまうブラックな仲介業を営む不動産屋で体を壊し、物件の内見時に活用していたスマホの地図アプリに感激したことから、もともとやってみたかったプログラミングでモノを創る仕事に身を寄せてからというもの、元気に過ごしてますか。
今、自分は、この職に対して少しばかり、疲れあるいはストレスのようなものを感じています。
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この業界の技術進歩はとにかく早いです。
少し前に修得したと思った技術は、更にパワーアップして帰ってきます。いつでもワクワクできます。
この業界に入ってからは、目をギラギラと輝かせながら新しい技術を追ってプログラミングをしていましたね。 Android が 2.3 から 3.0 / 4.0 にアップデートされたとき、青くてカッチョいい Holo Theme が好きでした。 5.0 から登場した Material Design には酔狂な気持ちでいつも見つめていました。まわりのエンジニアと切磋琢磨して技術を吸収し成長していく環境、一見、青臭いドラマのような言い回しだけど割と嫌いじゃなかったですよね。
───── そして現在。
今は何かに追われるかのような感覚で新しい技術を学習し続けています。
その感覚があることで、この職に対して少しばかり、疲れあるいはストレスのようなものを感じているようです。
この職に飽きてしまったけど、いまのところは売り手市場であるこの業界にしがみつきたい、という気持ちで居続けているからな気がしますが、本当のところはよくわかりません。
コレだという理由が確定しておらず、うまく言語化が出来ていない状態ですが、 部屋の中で流しそうめんをやる ぐらいには元気なので大丈夫です、心配ご無用です。
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最近、こんな記事を見ました。もう忘れてると思うので引用もしておきますね。
─── お二人はゲームイベント企画などを行う会社「忍ism」も経営されているとうかがいました。会社経営で食べていくというのは考えているのでしょうか。
ももち それは自分たちの将来の目標ですね。もちろん、プロゲーマーとして賞金もお給料もあるんですけど、プロゲーマーになった1年後くらいから"引退したとき自分たちに何が残るんだろう"と考えていたんです。そこでゲームの啓発活動を始めるために今の会社を作ったんです。
チョコ もちろん好きだからやっている、という大前提はあります。私はイベント運営が好きで、ももちは人に教えるのが好きで後進の育成がしたいという思いはあったので。
ももち 「ゲームをプレイする」以外でゲームに関われるセカンドキャリアが欲しかったんです。本当は引退してから考えればいいことなのかもしれないんですけど、それだと遅いですし、プロゲーマーとしての仕事がいつなくなるかも分からないですし。
ももちプロゲーマーが言い放った最後の文章。
視線移動が止まりましたよね。止まりました。天井を仰いだんです。転職、大いにアリだと思いました。
この業界に関われる今とは別の何か、を仕事にするのも悪くないと思います。
今の自分は肩までカメラ沼に浸かっています。自分の思うよう好きなように写真を撮っています。フォトグラファーは軌道に乗るまでが非常に大変だと聞いてますが、好きなことを仕事にするのはこれが初めてじゃないですよね。
DroidKaigi というカンファレンスの運営スタッフでもやりたいことをやらせてもらってます。カメラヌマーなので撮影チームで好きなように撮ってますよね。 DroidKaigi に限らずイベント運営業みたいな仕事もアリなんじゃない、と無責任に思っているんです。
この業界に入りソフトウェアエンジニア職になってから丸6年が経とうとしています。 2018/03/30 には 31 歳になりました。
30 代が一番楽しいと今は豪語していますが、 30 代後半になったら 40 代が一番楽しいと言っていることでしょう。
どちらに転んでも成るように成ると思うので、疲れあるいはストレスのような今の気持ちを感じつつも、もう少しだけセカンドキャリアについて自問自答して考えてみたいと思います。