スタートアップ企業に移って 5 ヶ月目の備忘録
- 以前の現場
- 大企業のモバイル開発グループの技術基盤 Android チーム
- 在籍期間は約 2 年半
- 現在の現場
スタートアップ企業に移って 5 ヶ月目の気持ちの備忘録。
開発スピードの向上と維持
実は、スタートアップ企業での開発経験は、今の現場が 2 回目ではあるけど、 1 回目のときは、この業界に入って 2 年目ぐらいの頃で、とにかくがむしゃらに開発、具体的に仮説立てて施策立てて検証して次に回して、とかそういう感じではなかった。
今の現場は、エンジニアやマーケチーム、事業推進の方々など見渡せど頭のキレる方ばかり。最小の入力で最大ダメージコンボをいかに叩き込めるか、を常に念頭に置いてプロダクトを成長させようとしている感じ。とにかく刺激があるし、そんな 0F コンボを如何程に安定して出せるんですか、という。言わずもがな、以前の現場とは全く違う。
当然ながら競合他社は存在していて、最近、その競合他社がリリースしているアプリをチーム内で使ってみようということになり、結果として「我々のよりも優れているな…」という評価が出ているなど、やっていきのこころが高まっている。
いかに自社プロダクトをユーザーたちに浸透させ、いかに競合他社とのアドバンテージを取るか、を考えると、障害となる問題とその課題を見つけ検証して改善する、当たり前だけど当たり前に維持するのが難しい PDCA をどれだけ早く回せるか、につきる。
どれだけ早く回せるかを、開発者視点のアプローチとしても取り組み続けるべきで、日々の作業にかかる時間の短縮化、本来やりたいことから道を逸れてしまうような問題に遭遇しないよう防御策を仕込んでおくなど、小さいことでもいいのでチリを積んでおけば早いサイクルの山を築けるのでは、と感じている。本当にやりたい PDCA は叶えたいのだ。
例えば直近では、テンプレート機能でクラスファイルを自動生成する仕組みを導入(きりみん氏ありがとう)、ビルド速度の短縮化、 Primary Issue の合間にリファクタリングを行うなど、大小関係なく取り組み続けている。全く書かれていなかったテストコードも今に至っては主要機能はカバーできているようになり、デグレで無駄足を踏む確率は確実に低くなっている。
目に見えて劇的な効果は感じられなくとも、長期的スパンで見れば効果は出るので、このマインドを持ってして 0F コンボを叩き込みたい。そんな 5 ヶ月目。